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猫らしさ

2004年10月31日(日)


血糖値の推移が、見た目では分かり辛くなってきた。
インスリンが一番効いてくる時間帯にふわふわした目つきをしていたので血糖値を見てみたら、全然低くなかった。むしろ 思ったよりもずっと高めだった。あれぇ〜。だんだんと体調が読めなくなってきたかな…。

声をかけても、殆ど反応がなくなってきてしまった。 ここ数日でまたぐっと衰弱してる感がする。ガクンガクンと、衰弱がやってきてシロさんらしさを奪っていく。 数日前は、声を掛ければしっぽだけは動かしていたのに。ある日をさかいにして、しっぽも無表情になってしまった。
衰えの足取りって意外と急だなぁと思うんだけど…最後ってこういうものなのかなぁ…?
と相棒さんに話したら、 相棒さんは、きっとこれが猫らしいということだと思うよと言う。ギリギリまで見せない性質が、死を見せたがらない本能が、 そう感じさせるのかもしれないねと。

そっかぁ、そうかもしれない。シロさんは、野良猫時代に外で脚を大怪我した時も、1週間姿をくらましたらしいし。 シロさんと私は大親友なんだもの、最後はきちんと看取りたいと思うんだ。私の身勝手かなぁ〜。夜熟睡してしまって、 朝起きたら…というのだけは避けたいと思うんだけどな(^^;)。でも、かまわれるのは嫌いなシロさんだから、 それもシロさんにとって嬉しいことかもしれないね。


■鼻が通った

2004年10月30日(土)


先日買った加湿器はなかなかいい感じで、部屋の空気が柔らかくなるような気がする。ついでに私の肌にも効果があるといいんだけどなぁ。笑。
ピーピー鳴るシロさんの鼻は、片方の穴が完全に塞がっていた。水分が滴るほどのお湯を湿らせた 脱脂綿を鼻にあてて鼻○ソをふやかしたら綺麗に取れた〜。随分通りが良くなった。

本当に痩せてしまったなぁ…。肩も胸も喉も顎も、頬や目の周りもお尻も脚も、骨組みの標本みたい。 被毛がある事がとてもあり難い。 耳も薄っぺらになるんだね…。血糖値測定がとてもやりづらい。でも、唯一痩せていない所がある。それは肉球〜。 ぷくぷくしていてみずみずしいままなんだ。やっぱりとても大切なモノなんだろうね。

シロさんは、もう何日も前から、この姿勢でしか寝られなくなったみたい。いつも右側を下にしている。 そろそろ床ずれが心配になってきた。どれくらいの柔らかさの寝床なら大丈夫なんだろう?
素人考えだけど、色々考えてしまう。これだけ骨格筋がなくなるということは、心臓などの内部の筋肉だって なくなってくる筈…。手足が冷たいことが多くて、脚先をポンプのようにムニムニしてあげるのだけど、 脚を触られるのも大嫌いなシロさんだから、心の中でヤメテケレ〜とか騒いでいるのかなぁ?


■うん!

2004年10月29日(金)


9月中旬に最後のつもりで受けさせた血液検査から1ヶ月半が経った。
最終検査は、色々な数値がよくなかった。
命は見積もるものではないんだなぁとつくづく思う。
あの時は正直、いつ悲しい展開がおきてもおかしくないと思ったけれど、
今もこうしてゆっくり生きているシロさんがいるのだから。
もし、シロさんが若ければ、がむしゃらになって積極的な治療を受けさせただろう。
現状のシロさんには、無理のないよう、少しでも穏やかな時間を過ごして貰いたい。
それまで十分ケアして貰ってきたことに、シロさんの老化が応えられなかったということなんだ。
勿論、今も優しくて最善の治療を続けてもらっている。全てがゆっくり進んでいる感じなんだ。
毎日少しずつ、さらに動けなくなっていく。昨日までは、トイレからハウスまでの70センチをすぐに歩いて戻れたけれど、 今日は排尿した場所で伏せてしまう。あっけないほど衰えていく。
でも、それを見守る心境は、悲観的ではないし、悲壮感もない。
このまま見守っていきたいな。うん! きっと、いける。


■究極の愛

2004年10月28日(木)


何年一緒に暮らしても、シロさんは相棒さんに微笑まないんだ。元々スリスリしてくる猫じゃないけれど。 歩み寄ろうとしないシロさんの徹底振りは見事、おもしろい程なんだ。
これだけ好かれていないのに、好きだーっという想いを持ち続けることは、完璧なる無償の愛、 これ以上ない究極の愛なんだって。笑。

久し振りに、相棒さんにシロさんをだっこして貰った。嬉しそうに何やら話しかけながら、 ベランダへ出て、外の景色をシロさんに見せてくれた。いい刺激になったみたいで、 その後のシロさんはシャキっとしてたよ。興奮しちゃったのかも…(~_~メ)

永久にはない光景なので、記念にシャッターを切った。
アレンジしたら、あら、これって意外とゲージツ?


■潤い

2004年10月27日(水)


加湿器を買った。シロさんのために新調したものがこれでまた1つ仲間入り。
数日前から鼻が詰まり始めた。今まで一度も鼻炎っぽくなったことがないシロさん。 動けなくなると、鼻腔の粘膜も潤わなくなりカサカサに乾いてしまうのかもしれない。 飲水も難儀そう。勿論流動食の飲み込みも思わしくない。

加湿器には2タイプがあるが、比較的低価格のスチーム式にした。形もコンパクト。加熱式なので雑菌の繁殖が 少ないらしい。早速稼動してみた。大昔と違って、蒸気の霧が見えないほど細かい。優しい加湿を期待できそう♪


■枕のあり方…当り前なんだけど

2004年10月26日(火)



■ハウスぼっこ

2004年10月25日(月)


日替わりでほっとしたり不安になったりがめまぐるしくなってきた。しっかりしなくちゃ〜。 へこたれてない、なんて書いたけど、弱さが出たり入ったり。しょうがないな〜、もう〜(~_~メ)。

← 陽射しが長くなってきたので、部屋の奥に置いてある猫ハウスにも日が当たる。寝ながら日向ぼっこ@ハウスぼっこ。 気持ちよさそうな この寝顔がある限り、シロさんに苦痛はないんだと思う。苦痛はない……ホントにそうなのかな…。本当の所は悩みっぱなしなんだ。だから、こういう寝顔に救われる。

→排便困難時のシロさんは、もう、こんな調子になってしまった。寝床に近いトイレで数回きばって出なかったら、 別室の遠いトイレへ行くって聞かないんだ。手取足取り連れていってあげる。手伝ってあげて排便後、バタンキューしてしまった。シロさんの呼吸の荒さをなぐさめられればと体をさすってあげた。こういう苦しみから解放してあげたいなぁと、 やりきれなくなってしまう。エネルギーがないから、こういう事の繰り返しがどんどんエネルギーを奪っていく。 きついと思う。まだまだ死んじゃいやだよぉ…。割と明るく過ごしてきたけれど、やっぱりたまらなく切ない。

なんだか最近の日記は暗いにゃ〜。明るく明るく。よっしゃ (^o^)丿


■これじゃあね

2004年10月24日(日)


相棒さんと新シロハウスを作成してみたが、これじゃあね…(~_~メ)。新シロ城の三の丸等に使用していた発泡スチロールの板を 解体して再利用。勿論これには取り外し可能な屋根もあるんだけれど。
ダンボールの猫ハウスが今となっては手狭になってきた。体の動きが不自由なので、中で寝返りを打つにも バタンと壁にぶつかって倒れこんでしまう。ならば、ケージのイメージで、広くて水皿も入れることができるものを、と思って 作ってみたけれど、これでは安心できそうにない。結局囲いの中にダンボールの猫ハウスを入れて、元のまま終結。

ここ4、5日、このダンボール猫ハウスに篭りっきりなシロさん。リビングぜーんぶシロさんのもの@巨大ベットまで 全く来なくなってしまった。


■ほんと、そうなんだね

2004年10月23日(土)


同じ動物病院にお世話になってる猫友達のドンと道端でばったり会った。
ドンは3年前に愛猫を次々なくした人。その時のご自身の姿勢を今の私に重ねて考えて くれているのだと思う。かけてくれる言葉は、猫と飼い主の両方の立場をバランスよく合わせたもので、 いつもとても穏やか。
 猫をよく知っている友人から貰う言葉に、はっと気付かされることが多い。ほんとにそうなんだなぁと学ばせて貰う事が たくさんある。 特にこういう段階になってから、私や相棒さんが(人間側が)明るく過ごすことが、 シロさんに優しい時間を与えられるんだなぁと実感する。シロさんは、もう、ゴロゴロも言わないし、スリスリもしてこなく なったけれど、シロさんの持つ雰囲気から落ち着きが漂ってくると、あぁ、喜んでくれているんだって感じるんだ。 沢山の人のお陰で、いい過ごし方ができているように思う。
 買物を終えたドンは、近所で開催中の物産展での「長崎角煮まんじゅう」を薦めてくれた。物産展ってあれもこれも欲しくなってしまってね。 先に京都のまざぁぐうすという店の抹茶ロールケーキを買ってしまったら手荷物が一杯になっちゃった。また出かけてみよう。(^^)


■ひなたぼっこ

2004年10月22日(金)


よらよらしても それでも日向に行きたいんだね。
おばあちゃんの足取り…。
支えてあげようかと手が伸びるけれど、
休み休み 1点を見つめ窓に向かうシロさんを見ていると、
思うままに行きなねと、そっとしてあげてしまうんだ。
頼らないシロさん。
見ててあげるから、気を付けて歩くんだよ。



疲れちゃったかな。
もうちょっと前なんだけどな…。
でも気持ちいいね。

日に日に歩き方が弱弱しくなっていく。
昨日、今日は 一層そんな感じがする。
1日1日経つのが、遅いようで はやい。
1日1日が、ここへきて とても大切になってきた。
でも、こんな顔してひなたぼっこをしてるのを見ると
日の当たるこの窓際のこの光景が、
まだまだずっと先まで
当り前のように続くような気がしてくる。
あ…こうして改めて見ると
手の甲も骨っぽくなっちゃったね…。


■一匹とたくさん

2004年10月21日(木)


勿論考えてしまいます、いつかはやってくる別れの事を。 今年になってから、かなり考えてきました。その時間があったこと、これからもあることは、 つくづく恵まれていると思うほどです。
優しい友人達が、私のことを気遣ってくれます。シロさんだけしかいないから、別れは沢山の猫に囲まれている 私とは違うと思うよと…。
どうもありがとう。辛さのどん底の時、他の子の世話をすることが励みになると思えるし、 柔らかくて温かい子に触れられる事がどんなに救いになるかわかるような気がします。 でも、悲しみの深さはみんな同じだと思うのです。大切な命への想いは、みんな同じ…。 それをどの人もちゃんと乗り越えているのですよね。だから勿論私だって大丈夫ですよ。(^^)V
最近は痩せたシロさんの体を撫でるのが大変です。どこも骨ばっていて…。ほわっと柔らかい触り心地が懐かしいな。 でも、痩せたシロさんの体を較べる対象がいないということは、悪くないなぁ〜と思うのです。 悲壮感みたいなものを感じるきっかけがないというか、ありのままを自然に見守ることができるみたいです。


■100円トイレを新調

2004年10月20日(水)


トイレを替えてみた。
今までのも猫用の中で囲いの低いのもの(8センチ)を使用してたのだけど、それも安全に越えられなく なってきたから。
シロさんは、砂がないと雰囲気がでないみたいなんだ。だから、ペットシーツだけというわけにはいかない。 囲いが極めて低い、そこそこの大きさのトレーがいいな…。
100円ショップで見つけたこの黒いトレー。ちょっと小さいかなと思ったけど、早速ちゃんとこの中で 排便姿勢を取ってくれたんだ。トイレから出る時も、転ばないで出ることができた。
う○こは、やっぱり自力では出せず、便意だけだったんだけどね。

というか…、排尿はトイレまで鼻先3センチの所でしちゃうようになったんだ。 だからトイレの周りはペットシーツだらけ。面白いね、便意だけは何が何でも砂の上が必要なんだって。


■ガンバ (^o^)丿

2004年10月18日(月)


シロさんは毎日4回、私にごはんを食べさせて貰っているんだ。
嫌がり始めたら万事窮すなので、シロさんが嫌がらないように注意しながらしているのだけど。
今日午前11時の給餌は、途中から吐き気が起ったのでそこで中止にした。
気にし過ぎべからずだぜよ。次までに気持ちをリフレッシュして、また頑張るだぜよ(^^)V


■2重にしたらふわふわ

2004年10月17日(日)


巨大マットを2重にした。
これまでの巨大フリースは、フローリングに敷くとクイッと滑りやすかったから。 下にラグマットを敷いて(写真上)、その上に匂い付けのために今までのフリースをセットした(写真下)。 滑らないし、ふわふわだ〜。

このラグマットは、昨日、結構大変な思いをして買ってきた。歩いて30分のニワトリ(笑。ニトリです。)で 一番安物だけど(シロさんの為だけに購入するので、汚してOK、色柄も我慢)一番安全な(爪にひっかからない)モノを選んだまではハッピーだった。 レジで待てど何にも包装してくれない。取っ手とかヒモとか付けて頂けないのですか?と聞いたら、 この商品はこのまま持ち帰りでお願いします、と言う。折りたたまれても畳一枚の大きさがあるのに〜。ひぇ〜。 私は都合により運転免許証失効中の身なので徒歩なのだ。「そこをどうかひとつ…」と融通の効かなそうなオネエチャンに 頼むのも空しくなり、シロさんのためだ〜エーンヤコーラ♪ガッツで抱えて歩いて帰った。途中で9回は持ち替えたなぁ。 すれ違う人で半袖は私だけだった。

安物のせいか、ちょっと化学っぽい匂いがするので、一晩別部屋に広げておいて、今日、セットしたというわけですにゃ。


■思うこと

2004年10月16日(土)


←思ったより元気そう♪
この顔は、1日の中でピカイチのものなんだ。朝7時半に糖尿病その他の治療をして、 続けてa/d缶を食べさせる。そうすると「終わった〜!」とスリスリと窓際へ行き外を2分程見る。そしてこの猫ハウスに入るんだ。 その時が1日で一番いい顔をしているシロさん。きちんと目が覚めていて、しゃきっとしてる。 あ〜、この目は、私の ことを観察してるんでしょう〜?笑。もう5分くらいすると、ぺた〜っと横になってしまうんだけど。 こういう生き生きとした時間がある限り、力を貸してあげようと思う。

6月頃からいよいよ食べられなくなった時には、正直、辛くて悲しかった。シロさんがいなくなるなんて、 信じたくなかったから。これからのこと、分かっている。でもシロさんは違うんだと、認めない気持ちが働いて しまって。 シロさんの前では涙をこぼさなかったけれど、友人からの電話やメールに触れると、 堪え切れないこともあった。

 今振り返ると、その頃はまだ序の口だった。日に日に見た目や動きや表情が、 容赦なく「悟りなさい」と伝えてくる。シロさんの体が、本気なんだから…と、直々に伝えてくる。 先生ともたくさん話をして、納得すべきことを十分納得するにつれて、 シロさんの年齢や病状や今までの日々をシロさんの立場になって考えられるようになった。 そうすると、やるべきことが見えてきて、どうしてあげたいかも整理ができて、 悲しみだけだった気持ちが穏やかに変わったような気がする。

 これは「覚悟」なんだと思う。覚悟だなんて響きはクールだけど、覚悟のお陰で強くなれたと思う。 「火事場の馬鹿しっかり」みたいな、へこたれていない自分が存在しているのを確かに感じることができる。 それは、これからシロさんと一緒にいられる日々にとってもあり難い。しっかり受け止められるんだ。

シロさんと私には、こういう時間が与えられているから、本当に幸せだと思う。この時間がない人もいるのだから。 そう思うと、益々へこたれてなんかいられないよ。


■維持

2004年10月15日(金)


昨夜中も排便困難でわたわたした。排便姿勢が取れないみたい。片手では、支えられなくなってる。肢を 失うことの影響が色々出てくることは十分に予想してた事だから。断脚した時に3本でやっていけるかなぁと心配したけれど、 案外平気に元気に走り回ってたよね。老いてくるとあの頃のようには勿論いかない。 おっとっと!とあぶなっかしくてヒヤっとする事もある。でも、大丈夫。気を付けていこうね。

摂取カロリーは以前の1/3。これが嫌がらず食べさせられるギリギリの量。 これだけでは絶対的に足りない、どんどん弱ってしまうんだろうな、と思っていた割りに、 なんとか現状維持は保っている。外を見る気持ちもあるし、三日に一回くらい手を舐めているよ。 不思議な安定感が今のシロさんに宿っているような気がする。目のするどさも、少し和らいできた。 今のこの感じで、気分を穏やかに健やかに保って過ごしていこうね。シロさんは無理せずに、自然にしてていいからね。


■ん?

2004年10月13日(水)


昨日の日記に書いた2日連続の朝の唸りは、今朝はなかった。
ほんとに、シロさんに見えて、私には見えない何者かが、やってきていたんだね。
そう言えば…。窓ガラスをきっちり閉めるとかなり気密性がいい我がマンションなんだけど (締め切って換気扇を回すと、部屋中の窓ガラスが引っ張られて開けづらくなる位←これ、かなり気分悪い)、締め切っても少し離れた向こうを歩く野良猫にシロさんはちゃんと気が付くんだ。 匂いは届かないだろうし、足音も聞こえる筈がないような向こうだよ。ベランダは目隠し板があるから、シロさんの位置からは 見えないし。時々、猫の五感の鋭さに驚かされる。

猫は老いてもあまりボケないと聞いたことがある。 殆ど食べられなくなって3ヶ月、自力では全く食べなくなって2週間になり、痩せられるだけ痩せてしまったけれど、いやいやどうして、シロさんらしい意識と表情は衰え知らずで、本当に立派なもんだなぁ〜と思う。


■何がいたの?

2004年10月12日(火)


シロさんに見えて、私には見えないものがベランダ前の敷地にいるらしいんだ…。
昨日と今日、連続2日で、朝6時きっかりに窓際へやってきて、外を見て鳴くシロさん。 ベランダの目隠し板の下の隙間方向を凝視して、低く唸るんだ。朝6時から7時まで、昨日も今日も全く同じ行動をするんだ。 髭をまっすぐ前にピーンと張り出して、目つきはまるで野獣のよう。かなり興奮している。
でも、私には何モノも見えないよ。猫もタヌキも雀も何も…。昨日も今日も、雨が降ってる朝だし…。
シロさんはすごいね。何かを見つけたんだね。それとも、シロさんったら妄想を見ているのかなぁ。


■この手でいこうね

2004年10月10日(日)


シロさんに便意があると「あっ、きたな・・・」と思ってしまう。
自力ではもう、いくらきばっても排便できない。なのに、何度もきばって、せっかく食べさせた物を 戻してしまったり、ぐったり疲れてしまい、回復するまでの時間も長くかかる。浣腸をして貰っても 結局はきばる事になり、辛そうにグニャグニャになってしまう。
そこでここ2回は、浣腸ではなく、おなかや直腸を絞ってうんこを出して貰ってみた。 その時は痛い。随分小さくなったけれど、ありったけの声で鳴く。 でも、数秒も我慢すればポロンポロンとうんこが出る。疲労度が少なく、塞がっていたものも出てスッキリして、 回復も割と順調のようだ。よっしゃ、暫くこの手でいってみようね、シロさん。


■巨大シロさんベットだよ〜

2004年10月9日(土)


コテンコテンと床に横になってしまうので、大きなフリースマットを敷いてみた。 わー、大きくて広くていいね。全部シロさんのベットだよ。 それにしても、我が家のスペース占有率は シロさんがぶっちぎりでトップ。以下、私、びっけが相棒さん。体の大きさに反比例激走中。爆。

歩こうとして四つんばい(三つんばい?)になると、ふわぁ〜っと後ろへ倒れそうになる。歩き出すと、真横にふら〜っと よろめいたりする。殆どは寝ているから大丈夫だと思うけど、歩く姿はかなり危なっかしくなってきた。
歩行を見守っている時、私が慌ててはいけない。何でもない顔をして、静かにサポートしてあげないとね。 シロさんは自信を失い易い性格なので、こんなのちっともおかしくないよ…みたいな空気を漂わせられればいいな。

猫友達のかおりんが、色々話を聞かせてくれました。食べられない子に食べさせるのは、 本当にきつくて悲しいんだよね。でも、かおりんも頑張ってるし、よっしゃー、一緒に頑張ってみるかーと、 改めてやる気が沸いてきました。また、すうざんさんが、体調が厳しい時には暗い場所を作ってあげるといいよと教えて くれました。 前にすうざんさんから頂いたダンボールの猫ハウスが今もシロさんのお気に入り。暗い場所は唯一その猫ハウスだけなので、 ひと工夫をしてもう1箇所、暗い場所を作ってあげようと思っています。どうもありがとう。


■そうだよね…

2004年10月6日(水)


いい時と良くない時の波が大きくなっていたような気がする。
良くない時に側へ寄ると、警戒するような目つきでなくことが増えてきた。私はどうしても 歩み寄りたくて、慰めてあげたくて、目つきを溶いてあげたくて、首筋をそっと撫でる。 ゴロゴロとかすかに聞こえてくるが、ゴロゴロは必ずしも嬉しい時だけではないんだ…。
相棒さんは「なるべくそっと、そのままにしてあげな…」と。
そうだよね、ほんとにそうだと思う。ここへきて、シロさんの臆病で、自分一人で生きようとする性格が強くなって きてしまった。それを認めてあげなければね。それができるのも、シロさんのことを理解してあげられる 飼い主だけなのだから。
ということで、今夜は私が食べさせるご飯の2回のうちの1回をやめることにした。シロさんのストレスを減らしてあげることを優先して。 これ以上シロさんの心に負担をかけたくないと、相棒さんと話し合って決めた。

昨日、猫友達のすうざんさんちの「へいちゃん」が天国へ…。会ったことはないのに、 とても惹かれる立派な猫でした。見えていたものが 見えないものに変わっただけで、 へいちゃんの思い出はずっと私達の心に残るのだと思います。頑張ったね、へいちゃん。


■反作用

2004年10月5日(火)


昨夜2度目の私が与えるわずかなご飯の時、嫌がって突き跳ねようとしている力みを感じた。 明らかに今までの「イヤ」とは違う。無理は逆効果なので、いつもの半分でやめた。
一晩寝て今日、気を取り直して与えたが、はやり反作用の力を感じたので半分でやめた。こころなしか、 呼吸が早いような気がしないでもない。
元気な頃に較べると、ぐっすり熟睡している時間が減っている。眼差しは、頼っているような時と 、警戒しているような時が混在している。自信を失い易いシロさんが益々自信なさげに見えたり、 怖いほど厳しい表情に見えたりする。私に心を許してくれるのに2年かかったシロさん。 ここへきて距離を感じさせられるのも、シロさんらしいことだと思う。 なるべくいつも通りに普通にするのがいいんだと自分に言い聞かせている。

お昼過ぎに悲しいことがあった。それをまるで知ってるかのように、シロさんは今日は何度も警戒心のある鳴き方をする。
今年の夏は、表に現れない部分でもやはりきつかったんだよ。天気を悔しむなんて、初めて。


■チャレンジ(1)

2004年10月4日(月)


同じ容量あたりのカロリーがより高いものを捜していて、この商品を見つけた。
ペットショップで売っている「カロリーエース(d.b.f)」と用途は同じ。 ただ、粉タイプなので練り方次第で単位体積当たりのカロリーのトップ賞を狙えそうなのだ。 今シリンジで食べさせているa/d缶よりも高いカロリーが期待できる。ちなみに、体積当たりの 高カロリー順に並べると、a/d缶>i/d缶>カロリーエース。
先生に見て頂いたら、この商品は、吸収のよさを考慮した成分も入っているらしい。 カロリー摂取が一番ポイントのシロさんに補助栄養としてゴーサインがでた。やった〜。

と思ったのも束の間、なるべく少量の湯で溶いて硬いペースト状にすると与えにくい。 (吐いてしまった〜汗。) また、ふしぎなことに、硬く練ると時間とともに益々固まってしまう感じがする。 薄めてさらさら液体状にしないと与えるのも優しい吸収も今のシロさんには難しそうで。 そうすると結局、単位容積当たりのカロリーが並になっちゃう…。 つまり、これでは食べさせられるシロさんのイヤ度を改善してあげられなさそうで。 ふりかけ程度だけでも少量a/dに混ぜて与えてみようかなあ。色々難しいにゃ〜。


■どうして?

2004年10月3日(日)


 昨日、時流に逆らうようにイチローの事をあんなふうに書いた後、シロさんがちょっとバタバタしてしまった。
たった「うずら卵大」のうんこが肛門付近にあって出なくて、6回きばってダメで、その度に肛門を刺激してあげてもダメで(もう、自分では舐められない)。 これ以上ないくらいくたびれさせてしまった。途中で気張りすぎての嘔吐もあった。その吐物を見て悲しくなった事は否めない。 だって、朝7時半に食べさせた物の形跡が午後2時に出てくるんだもん。もう、受け付けにくくなっているのだろうか。 吐く姿勢も元気な頃とは違って伏せの状態のままで。きちんとお座りして吐く体力がないんだね。かわいそうで、どうしてあげたらいいものか、咄嗟には何も手が出なかった。先生にすぐにSOS。幸せにもすぐに往診して下さり、排便を無事 済まさせて頂き、落ち着いたのだけど…。

 シロさん自身、きっと悲しくて辛かったのだと思う。よろよろと外に面した窓ガラスへ歩きていき、閉っているガラス窓に額を押し付けている。その後ろ姿を見た時、「もしかしたら、シロさんは外へ戻りたいのかな…」と思った。シロさんは外で怖いことがあったから私と一緒に暮すようになったんでしょう?今更外へ出るなんて、無茶だよ、すぐに死んじゃうよ。ここが一番優しい場所なんだから。最後まで安心してここにいなよ…。
 外にいたシロさんを知ってる方の話では、おすし屋さんに飼われていたらしい半野良も含めて8年間外で暮らしていた。 私と家の中で過ごすようになって同じ8年でも、外の思い出は強く体に染み付いているのだろう。 切ないけれど、かっこよく言えばシロさんの哲学を見たような気がした。。。


■外は秋

2004年10月2日(土)


気持ちが若干落ち着かない。
シロさんは、いいときもあればそうでもないときもあるのだろうけれど、2日周期くらいでカクンカクンと あまりよくない時がやってくる。ならした線でグラフを書いたら右にさがっ…。
ううん、そんなこと 考えなくなっていいんだ。だって これがシロさんの自然なんだもん。シロさんに無理をかけないことに決めたんだし、 やるべきこと、やって貰えることはしているのだから。苦しんでいないから、いい時間を過ごせていると思う。本当に 今はそれだけでいい。
時々思うんだ。ひきこもり過ぎちゃったかな〜って。笑。その分、辛くなるのかなぁ。「一緒にいたい気持ち」と「許される条件」が揃ってしまったのですっかり甘えてしまって。恵まれてると思う。でも、迷惑もたくさんかけてるなぁ。。。

ん?TVでイチローの新記録達成の瞬間が流れてる〜。驚異的な選手と思うけれど、どうしたものか、スポーツ大好きな私は イチローにあまり興味が沸かない。大リーグでもこんなにやれたら、もう やることないんじゃないのかな… そろそろ野球を やめたらどう? なんて すごくひねた見方をしてしまう。なんたって野茂が一番すごいと思う。